コーチング~選手の感覚が育ち、自立する~

Let's enjoy baseball

こんにちは、Kyutaです。

ベイカルブログでは野球の「知識」や「考え方」についての情報発信をしています。

野球少年
野球少年

Kyutaコーチに教えてもらったら

僕は何ができるようになるの?

Kyuta
Kyuta

誰かに教えてもらわなくても
自分で考え、上達する選手になれるよ!

これは、ある少年(投手)と私の会話です。
今回はこの少年(投手)に対して行ったコーチングを紹介したいと思います。



はじめに

この記事を見てくださっている指導者の方は
子どもから以下の質問をされたらどう答えますか?

①「あなたに教えてもらったら、僕は何ができるようになりますか?」
②「あなた自身から何が学べますか?」
③「あなたはなぜ僕たちを指導してくれているのですか?」
④「指導法を学んでますか?」

これは指導者をされている方は
必ず答えられないといけない質問です!

Kyutaの解答
①自ら成長(考え、行動し、自己評価)できるようになる。
②探求心
③野球文化の発展のため
④もちろん学んでます。

指導者は自分の指導能力を子どもに提示できるようにしておきましょう!

Kyutaの考えるコーチングとは

技術を教えることもありますが
基本的には才能と能力を引き出すことです!
今回の記事では
才能と能力を引き出すために必要な
4つのコーチングスキルを紹介します!

4つのコーチングスキル

①聞く、聞き分ける
②質問を創り出す
③要求する
④承認する

コーチングスキル①聞く・聞き分ける

はじめに、指導者がしなければならないのは
選手の考えを聞くことです!
決して指導者の考えを伝えることではありません!!

コミュニケーションを図る重要性

・今どのような状態なのか。
・どのような感覚で投げているのか。
・何を意識して練習や試合に取り組んでいるのか。
・どのような投手になりたいのか。

上記のような内容の会話で
選手の考えを指導者と共有することが必要です!!

次に知っておかなければならないことは
正しいフォームはない」ということです。

指導者が考える理想のフォームより
大切なのは選手の感覚です!!

正しいフォームはない!大切なのは選手の感覚!

・一人ひとり体格、体質は違う。
・外(指導者)から見て「良い」「悪い」は選手を混乱させる。
→選手と指導者のズレが生まれる。
・選手の感覚を必ず聞き、共に改善していく。

・選手の感覚が全てである!
・選手が良い感覚で投げれていればOK
・選手の感覚を育てる!
※必ず感覚と情報を区別

コーチングスキル②質問を創り出す

質問を創り出す力が指導者には必要です!

質問によって
選手の持っている知恵を引き出していきます!

選手と会話するときは
ほとんど質問です!
意識していたポイントは以下の通りです。

目的を持って質問する

・物事を明らかにする。
・選択肢を目の前に並べる。
・「YES」「NO」の質問は基本ダメ。

「なぜ」を使う質問に注意

・責める目的が含まれている質問はダメ。
・選手と関係ない話題はOK
・なぜの質問は解答に時間がかかる。

グラウンドでよく聞くBAD質問
グラウンドであまり聞かないGOODな質問

BAD質問例

「調子悪かったよな?」
「練習楽しい?」
「何でそのボールを投げた?」
「本当にわかってるか?」
「なぜやらない?」
「反省してる?」
「いったい何を聞いていたんだ?」

GOOD質問例

「次の登板までに何を準備する?」
「今日のピッチングテーマは?」
「上手くいっていない部分は具体的にどこ?」
「なぜ大谷選手は速い球が投げられるんだろう?」

コーチングスキル③要求する

選手に反省させません。
もちろん批判的な評価も加えません。
選手は上手くいっていないことを理解しています。
選手が反省に逃げ込まないように
次に向けて行動することを要求します。

反省させたいのは指導者の理由?
・反省=すみません
・反省させれば同じ失敗を繰り返さないという思い込み。

反省する時間があるなら改善案を出させましょう!

反省させないことはもちろんですが
アドバイスもできる限りしないようにしています。

・自分で考え行動し評価できるように導く。
・「これをやってほしい」と要求する。
・上手くいくかどうかは選手の責任。
・客観的な情報は与えても良い。

①アドバイスは
選手に恩を売ることであったり
指導者のアイデンティティを守ること
に使われているのをよく目にします。
アドバイスが本当に選手のために
なっているのか考えてください。
また、野球を学んでいない人ほど
自分勝手な理想を選手に押しつけてしまっています。

②アドバイスによって
選手の責任転嫁が生まれる可能性があります。
「指導者の教え方がわるい。」
「指導者のせい。」
このような思考になってしまっている選手は
決して成長しないでしょう。

③アドバイスで
弱みや苦手を克服させることが「成長」ではない。
※指導者の自己満足なだけです。

ほとんどしないが
アドバイスをするときの原則
・アドバイスを実行するかどうかは選手次第
・アドバイスは1回に一つだけ!
・感覚のシステム混乱を招く
・1つの咀嚼に2、3週間必要
・聞かれた時に答える
・聞く準備ができている時に話す
・客観的な視点(選手の感覚を重視!)

コーチングスキル④承認する

「できない」ことを言われ続けている野球人生?!
野球は3割打ったら良いスポーツです。
「できる」ことに注目して指導をしましょう!

・選手は自分がやりたいことをやる。
・指導者がやりたい(望んだ)ことをやるわけではない。
・指導者の理屈を押し付けない。
・指導者が要求して選手が行動を起こすのは選手の理屈にあっていたから。

注意!!

期待に応える、褒められる、認められる
これらが動機になってはダメ!!
・「誰かの期待」に応えることが目標にすり替わらないようにしなければならない!
・目標を見失わないようにする。

⑤その他(投球フォーム指導)

投球フォームの指導のポイント

・チェックポイントを明確にする。
・指導言語を多く持つ。
・長期的なビジョンを示す。
・レッテルは剥がす。
・客観的な映像を使用する。
・関心を持って放っておく。
・球数は管理する。

最後に

これは私が実践しているコーチングです。
まだまだコーチングについて勉強中ですので
未熟な内容になっていると思いますが
少しでも参考にしていただければ幸いです。

簡単にまとめたので説明不足な部分が多々あると思います。
何か質問等ありましたらコメント欄にお願いします。

Players first!!
Let’s enjoy baseball♫

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