こんにちは、Kyutaです。
ベイカルブログでは野球の「知識」や「考え方」についての情報発信をしています。
中学校の野球チームの監督をしているんだけど、どのようにチーム作りをしたらいいのか分からないんだ!
チーム作りって難しそうだね!
私が指導に行っているチームでボトムアップという考え方を取り入れている野球部(高校)がメチャクチャ良かったよ!選手自らが考えて野球部を運営する!
今回の記事では
全て選手が考える!
自走する集団を作る!
をキーワードに活動している高校野球部を紹介します!
ボトムアップについて
従来のスポーツチームは、監督の指示に選手が従う「上意下達」でした。
ボトムアップは反対の「下意上達」です。
つまり、ボトムアップは選手が主役です。
選手自らが考え、行動する!
選手たちの自主性や主体性が求められると同時に育まれます。
選手が話し合い目標決定
選手間のミーティングでチームと個人の目標を決定します。
長期、中期、短期目標を本音で考えます。
※本音でというのがポイントです!誰かの目を気にしない!
もちろんこのミーティングに指導者は口出ししません。
ただし目標の決め方には以下のルールが設定されています。
決定するのは全て選手です!
「自分たちの目標」を決定します。
選手が決めたことに指導者は何も言いません。
選手自らが決めることで、自分の責任になります。
※目標に対しての責任感が生まれ、責任転嫁がなくなる。
選手主体でPDCA
PDCAサイクルとは
計画→実行→評価→改善のサイクルのことです。
このサイクルの内容も選手が
ミーティングを開き、考えていきます。
自分たちで決めた目標に対して
①計画を立てます。(長期・中期・短期計画)
- 必要な練習は何?
- 練習はどのように取り組む?意識や態度など。
- 必要な休養日はどれぐらい?
- 評価(目標のチェック)はいつ? など
出来るだけ具体的に
決めていきます。
短期目標に対しての計画は
より具体的になります。
②計画したことを実行していきます!
ただ、実行するだけでなく
毎日選手ミーティングを行い
日々練習内容のチェックをして
練習改善を行っていきます。
※毎日PDCAサイクルを回す!
ちなみに、監督のミーティングは一切ありません。
③計画で設定した評価する日
この日に成果(目標が達成できたか)のチェックをします。
チェック後、今までの期間の練習を振り返ります。
成果が出ている内容については継続、または更なるレベルアップに向けての改善!
成果が出ていない内容については、原因分析、改善策を考案します。
④より良い練習の実行
評価のミーティングで考案した改善策を中心に次の目標に向かって選手自ら実行していきます。
試合のプランや采配も選手
試合・練習試合のプランやオーダー、戦術についても、選手ミーティングによって決定します。
- 誰が何イニング投げるか?
- どのような状況になったら投手交代をするのか?
- どのように点を取りたいのか?
- それを実現するための打順は?
- 守備のバランスはどうか? など
様々な要素を自分たちで話し合って決定します。
試合前にだいたいの試合での役割は決まるので
基本的にサインはありません!
・盗塁は常にOK!
・ヒットエンドラン、スクイズの場合はバッターとランナー間でコンタクトをとる!
※試合後の選手ミーティングでその作戦を選択した理由を話し合うので、作戦は根拠を持って仕掛けるようになっています。
選手自らが考えることで
「自分自身の役割を考えてプレー」することができるようになります。
「監督のサインをただ実行するだけ」とは全く違います!!
●どちらの野球をしていますか?
自分自身の役割を考えてプレー
→主体的な野球
監督のサインをただ実行する
→従属的な野球
ボトムアップのデメリット
ボトムアップには断然メリットの方が多いと思いますが
一応、主なデメリットを4つ挙げておきます。
指導者の関わり方
指導者の関わり方についてはコチラの記事を参考にどうぞ。
指導者には質問力が必要です。
まとめ
選手が成長するのは
選手主体のチームか
指導者主体のチームか
あなたはどちらだと思いますか?
players first!
選手が最も成長する選択をして行きましょう!
選手の未来が輝くように!
選手が困っていたら指導者は
答えを教えるのでなく、
選手が答えを出せるように導く!
Let’s enjoy baseball♫
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