こんにちは、Kyutaです。
ベイカルブログでは野球の「知識」や「考え方」についての情報発信をしています。
昨日、ティーバッティングで300球打ち込んだよ!!
だけど今日の結果は散々・・・
300!それはすごいね!
でも、ティーバッティングには注意が必要だよ!
僕はほとんど斜めから投げてもらう
ティーバッティングの練習はしないんだ!!
今回のタイトル
バッティング上達の心得~すぐに○○をやめなさい!~
の○○にはティーバッティングが入ります。
今回はティーバッティングをやめた方が良い理由を紹介していきます。
はじめに
日本で最も定番のバッティングメニュー
と言っても過言ではないティーバッティング。
しかし!!
元中日ドラゴンズの落合監督は
ティーバッティングを否定しています。
また、雑誌、ベースボールクリニックでも
「トスの角度が投球軌道から異なるほどトップ時に肩関節が大きく捻るが、インパクト時の肩の捻り戻しも小さくなる(つまり、いつも通りのスイングでなくなる)。」
と紹介されていたこともあります。
私自身も斜めからのティーバッティングをやめたことで
バッティングが向上しています。
理由①試合で打つための練習でない
「ティーバッティングは練習のための練習」
ティーバッティングは上手いのに
対投手になると全く打てない選手に
数多く出会ってきました。
バッティングの重要な要素
・タイミング
・バット軌道
はティーバッティングでは身に付きません!
ティーバッティングを長時間やっても
ティーバッティングは上手くなりますが
実戦(試合)で打てるようにはなりません。
日本人より強打者が多い
ドミニカ共和国やアメリカに行った経験がありますが
どちらの国でも斜めから投げるティーバッティングを
している選手はいませんでした。
「ドミニカ、アメリカ人がバッティングが良いのは身体能力の差だ!」
と多くの人が思っているかもしれませんが
理由はそれだけでは決してないと思います。
理由②ボールの下側にインパクトできない
ティーバッティングをやめた方が
良い2つ目の理由として
ボールの下側にインパクトできない
という点があります。
ティバッティング用ネットに打球を入れるためには
ボールの上側をインパクトしないといけません。
バッティングは
・ボールに良い回転を与える
・ボールの下側を打って伸びる打球を打つ感覚
がとても重要です。
ところが打球がネットの上を越えて行くことを避けようとして
バットを上から下に、外から内に振ってしまい
ボールの上側を打ってしまいます。
また、自分の打った打球がどんな回転でどこまで飛ぶのか
ということがわかりません。
※どこまで飛ぶかわからない
というデメリットはロングティーの練習で解消可!
理由③ボールの角度が悪い
斜めから来るボールを打つことの
メリットはほとんどありません。
デメリットとして
①実践的でない
⇒ティーバッティングは斜めからトスされるボールを正面に打つため、実戦とは程遠い。
②ドアスイングになる
⇒斜めからトスされるボールを正面に打つため、打球を引っ張り込むスイングが身についてしまい、良いスイングと言われているインサイドアウトが身につかない!!
また、トスを上げる相手に打球が当たらないように打つため、アウトサイドインのスイング(ドアスイング)になってしまう。
③インパクトのポイントが前になる
⇒ティーバッティングだと逆方向(流し打ち)に打つことや、ボールを引きつけて打つ、ということができない。その結果、インパクトのポイントが前(体の真ん中よりピッチャー側)になってしまう。
④大怪我のリスク
⇒トスを上げる相手に打球が当たる事故が毎年発生している。現在は多くの学校でキャッチャーの面をつけてやっている。
目的と意図を明確にした場合
ほとんどメリットがないティーバッティングですが
デメリットを理解した上で、
ティーバッティングの練習をする目的と意図を明確にした場合にのみ
ティーバッティングはやっても良いと思います。
東京ヤクルトスワローズの山田選手は
11種類のティーバッティングの練習をすることで
2回のトリプルスリーを達成しています。
練習の目的と意図を明確にしましょう!!
何も考えずにティーバッティングをすると
練習をしているのに下手になってしまいます。
おススメは置きティー
ティーバッティングの練習をやめて置きティーをススメています。
置きティーとはティースタンドにボールを置き、打つ!という練習です。
ティースタンドを使用することで
理由③のボールの角度が悪いというデメリットが
解消されます。ぜひティースタンドを購入して
練習をしてみてください。
バッティングの重要な要素であるタイミングは
対投手との練習が1番良いと思いますが
何打席も練習できる訳ではありません。
タイミングの練習は素振りをおススメしています。
自分の頭の中で投手を想像して
タイミングをとる練習を何回でも
繰り返しすることができます!!
最後に
斜めからのティーバッティングはおススメしていませんが
あなた自身が必要性を感じ、練習に目的があれば
否定はしません!
今回の記事が皆さんの野球人生に少しでも役に立てたら幸いです!
Let’s enjoy baseball♫
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