走塁タイムから守備練習を考える~高校野球編~

Let's enjoy baseball

こんにちは、Kyutaです。

ベイカルブログでは野球の「知識」や「考え方」についての情報発信をしています。

草野球仲間
草野球仲間

練習人数が少ないから、ランナーを付けた実践ノックができないんだ!

ランナーを想定した実践練習を教えてくれない?

Kyuta
Kyuta

ランナーを付けての守備練習は18人ぐらい必要だよね!
今回はストップウォッチ1つでできるランナー想定ノックを紹介するよ!

私が所属している草野球チームも
指導させていただいている野球チームも
部員数が減少傾向にあります。
※10~15人で紅白戦もできない状況

今回紹介する
ランナー想定ノックとは
①ストップウォッチを準備
②自分のプレースピード計る。
③実際のランナーの平均タイムと比較する。
だけの簡単な内容です。

ストップウォッチを準備

野球には様々なプレータイムがあります!

例えば

①ベースランニングタイム
・1塁到達
・2塁到達
・3塁到達
・盗塁
・2塁→本塁到達

②バッテリータイム
・投手のクイック
・キャッチャーのスローイング

③守備タイム
・1塁アウト
・ダブルプレー
・盗塁
・2塁→本塁刺殺

※他にも計れるタイムがあれば計ってみよう!

自分のプレースピードを計る

まずは自分のプレータイムを計ってみましょう!
上記以外のタイムもたくさんあるので
野球の練習や試合にストップウォッチを持参して
計ってみよう!

自分のプレータイムを計ることで
試合で通用するプレーなのか!?
自己分析ができ、課題が発見できます!!

高校野球(甲子園)の平均タイム

高校野球(甲子園)の平均タイム(主に走塁)を紹介します。

●高校野球(甲子園)の平均走塁タイム

一塁到達 4.20秒

二塁到達 8.29秒

三塁到達 12.29秒

二塁→本塁 7秒
※二塁走者が単打で本塁に生還したタイム
※ボールがバットに当たった瞬間から、二塁走者が本塁を踏むまで。

盗塁タイム(27.4mーリード幅)
3.4秒
※盗塁は走者がわずかでも動いた瞬間から各塁ベースに到達するまで。

●高校野球(甲子園)の平均バッテリータイム

投手クイック 1.3秒以下
※クイックは投手が始動した瞬間から投げたボールがキャッチャーミットに収まるまでのタイム

捕手スローイング 2.00秒以下
※捕手の二塁送球は投手の投げたボールがミットに収まった瞬間から捕手が投げたボールが二塁ベース上の内野手のグラブに収まるまでのタイム。

強豪チームの平均タイム(走塁・バッテリー)と
あなたのタイムとを比較してどうでしたか?
このタイムを目安に
プレースピードの向上を図っていきましょう!!

ランナー想定ノック

部員が少なくてもできる
ランナー想定ノックで使用するのは
通常のノックにストップウォッチ1つを準備するだけ!

ストップウォッチがランナーです!

ストップウォッチの使い方

①ノッカーが打った瞬間(インパクト)で計測スタート
②アウトにした瞬間、計測ストップ
③そのタイムがアウトにできるタイムかどうかチェック
※高校野球であれば上記のタイムを参考にする。

例えば

ランナーなしのケース
内野ゴロは1塁に送球します。
そのタイムを計り、4.2秒以内かどうかチェック!
ヒットは2塁に送球します。
そのタイムを計り、8.29秒以内かどうかチェック!
ランナー1塁のケース
内野ゴロは2塁→1塁(ゲッツー)に送球します。
そのタイム(1塁アウト)を計り、4.2秒以内かどうかチェック!
ランナー2塁のケース
外野前ヒットは本塁に送球します。
そのタイムを計り(キャッチャーがタッグするまで)、7秒以内かどうかチェック!

他にも多くのケースで応用可能!!

目安のタイムを切れなかった時の主な改善策
①練習(プレースピード向上を目的に)
②中継プレー練習(最速のライン、位置の発見)
③ポジショニングの変更(前進守備)
※余裕で目安のタイムが切れている場合もポジショニングの変更を!(後ろに守る)

おわりに

ストップウォッチ1つで
今回紹介したランナー想定ノックが
できることはもちろんですが
他にも多くの場面で応用できます!

実践のスピードを意識して練習していこう!

Let’s enjoy baseball♫

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